満員電車を存在させているのは誰なのか、そしてそれを無くすにはどうすればいいのか

みなさんこんにちは。

こんなご時世なのに、今でも満員電車が存在するのは、おかしいことだと思っている方もいるかもしれません。
しかし、実は満員電車を存在させているのは、(当たり前ですが)乗っている人たちです。

もし乗るのが嫌だと感じたら、電車を降りなければいけません。

当たり前のことを言っているかもしれませんが、とても大切なポイントです。
満員電車に乗る人生が嫌なら、そこから降りなければいけないのです。

「もう明日から乗らなくていいですよ」と言われるのを待たないでください。
実際には、先の未来で、そう言われる日が来るかもしれません。
それ自体は喜ばしいことかもしれませんが、実際は違います。
その出来事は「誰かが言ってくれる」とその後も期待することとつながります。
一つのことから解放されたら、違う足かせ(自分にとって嫌なこと)が始まります。そしてまた「誰かが言ってくれないか…」と思うことなります。
自分の人生はいつまで経っても訪れないのです。

実際に、満員電車に乗る人はこれからどんどん減っていきます。

それはもうすでに、その中の多くの人が違う生き方をしたいと自覚し、決意したからです。
そしてその中の何割の人かが、行動を起こしています。
家族の打ち明けた人もいます、転職活動を始めた人もいます。

大切なのは「降りよう」と決めたことなのです。

そしてその電車に残るのは…満員電車が好きな人と、特に気にならない人と、嫌だけど降りなかった人です。
前者の2つは、それでいいのです。
しかし最後の1つが問題です。

これは一つの例え話です。
今、二つの拮抗する力が働いています。
一つは「不満」を一つに集中させますます強化したい力です。
そしてもう一つは「充足感」を個々に偏在させたい力です。

不満は、人から主体性や創造性を忘れさせます。
そして「言ってくれるのを待つ」という行動になります。
例えば給付金やベーシックインカムもそうです。
「まだくれないのか」「くれるまで我慢すればいいのか」と思われていれば、都合の良い時に(紙幣を刷りたい時など)与える、(個人や小さい会社を潰したい時に)与えないというコントロールが可能だからです。
私は、保証が必要ない、と言いたいのではありません。
そうではなく「救ってくれる存在」をいつまでも待っていて欲しくないのです。みなさんのことを考えている勢力ではない、その勢力をあてにしてはいけない、ということが言いたいのです。

社会が変わるのを待たないでください。

なぜなら、社会はもう変わったからです。
しかし変わったように見えて欲しくない、変わったと気づいてほしくない勢力もいます。

タイタニック号のように、大きくなりすぎた搾取システムは、もう氷山にぶつかってしまったのです。
すぐには、沈みません。
しかし、すぐには沈まないからと言って、どんどん浸水は始まっています。その時にショックや動揺を受けるのは、その船に乗船していた乗客です。

船が沈まない、ということはありません。
なので、さっさと逃げ出さなければいけないのです。

誰か、みんなのためを思ってくれるリーダーが現れて、その権力で世界を良くしてくれる、ということはありません。

確かに、そういうことは今後あちこちで起こるでしょう。
しかしそういうことが起こるのは、人々がそれを「待っていたから」ではなく、人々が次々と「降りる」からなのです。
一人のリーダーは、みなさんが思う以上にずっとずっと無力です。
そして、一人ひとりの行動は、みなさんが思う以上にずっとずっと強力です。

すでに世界は、変わりました。

そして、それは「決めた」人から順番に、実感に変わります。
もう実感している人もたくさんいます。

満員電車が嫌なら、「誰かが降りていいよと言ってくれないか」と考えるのではなく「降りるにはどうすればいいか」を考えてください。

ありがとうございました。


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