夫婦別姓が最近ニュースになっていて、それは女性にとってすこしでも自由に向かうものなんだろうか?と思います。事務手続きの煩雑さからは解放されるとは思うのですが。
夫婦というもののありかたについてもなにかあれば教えてください。
こんにちは。ご質問をありがとうございます。
結婚制度は、財産をどう扱うか、ということの現れです。
「夫婦」というものはそのためのシステムで、みなさんのためのシステムではありません。
なぜなら、全ての人は「夫婦」である以前に「二人の人間」なのです。
だから全然分かり合えないし、分かり合う必要もないし、けれどお互いに惹かれ合う時もあるので、その時は一緒にいて何かをしているとすごく楽しい!(そのように創造されたので、なぜかはわかりません)そして、その結果、子供が誕生することもある。
それだけです。
しかしその自由な状態であっては困るので「夫婦」や「結婚」といったものによって管理するのです。
なぜ困るのかというと「財産が管理できない」からです。
財産を所有することができる、という考え方においては、結婚制度が必要になります。
なぜなら母親は(産むので)特定できるけれど、父親は特定できないからです。
そのため、父親に財産を紐付けておき、生まれた子供が誰の子供なのかを、しっかり管理しなければいけない。
財産管理のためには、婚姻を管理しなければいけません。
そして、財産管理を必要としているのは、個々人、個々の世帯ではなく、システムです。
だから「結婚は二人の人間の間でされる個人的なものではなく」、「社会のため」のものです。
そこに自由はないんです。
だから「不倫は大問題」だし「未婚は顰蹙を買う」し「子供がいないのはオカシイ」のです。
本来は自然と男女が惹かれあって(それは自然と起こりますし、起こらなくても別にいい、幸せには関係のない話なので)子供ができ(できてもできなくても、それは幸せには関係ない話)その子供は民族全体の共有財産として育てる。父親が誰だとか、どこの家の子供だとか関係なくしっかり民族の教えを授け、その民族をより高みに導いてくれる子供に育てます。
財産管理という超〜わずらわしいことをしなければ、ただそれだけの話なのです。
財産(肉体、物質、食物など)は全て地球からの借り物で、一時的な共有財産である。
という考え方をする人たちは、結婚制度を必要としません。
なぜなら、そのような社会では育てる子供の『選別』をしないからです。
子供はみんな「みんなの子供」なので、みんなで育てます。
「親が誰か」ということで子供を差別しません。
首長の子供でも、前科者の子供でも、みな平等です。
全てが財産です。
首長の子供でもどんくさい性格の子供が生まれてくることがありますし、前科者の子供でも優しく能力が高い子供が生まれてくることもあるのです。
子供の個性によって、しっかり育てます。
この社会では、財産を持っている子供は大事に育てられ、財産を持っていないとか、前科があるとか問題を抱えた親から生まれた子供は、誰も助けません。
「誰の子供か」ということが(血のつながり、家のつながり)が重要なのは財産を管理するためです。
財産を管理するために人間を縛るシステムが、結婚制度です。
そのような考え方がない、子供はみんなの子供、という考え方の社会は、基本的に母系集団になります。
なぜかというと、色々理由はあるのですが、「子供を産んでくれる性」を大切にするためです。
女性は子供を産む性なので、判断能力が高く大人な性格の人が多い。けれど力がないので、みんなが守ってあげないといけないのです。
男性は子供を産むことができないので、ずーっと子供(少年の心?)です。だから普段は子供たちと一緒に遊んでいて、いざというときに力仕事などで働く。
女性と男性が惹かれあったら、男性が女性の家に通います。
しかしそれは今のような「結婚」とはだいぶ違う感じです。
女性は、誰にどのように通ってもらっても構わないし、誰の子供を妊娠しても大丈夫です。
生まれてきた子供は父親に関係なく、実家を中心にして育てられますし、基本的にみんな男性も女性も「実家」を出入りしているので、ものすごい大所帯なんです。
実家といっても、みなさんが想像する実家というよりは「生家」って感じでしょうか…?
なので、女性は、男性が嫌いになれば「もう来ないで」っていつでも言えますし、男性もやだなって思えば通うのをやめます。
(これは余談ですが、高度な波動コントロール状態でいると受胎するかしないかも女性がコントロールできます。というのも、受精と受胎は違うもので…受精は物理的現象ですが、その後に、霊的現象として受胎が起こります。受胎は親と子のエネルギー上の同意で、みなさんはこれを意識することができずコントロールができませんが、波動領域が上がると認識できるようになるんです。受胎が起こらないと、受精しても妊娠は起きません。)
まあ、そうであることを目指してください、という話じゃないんです。
別に結婚や家族制度の形に正解はない、それは「文化」の話なのです。
そしてその文化の根底にあるのは、民族のイデオロギーなんです。
さっき言ったような「全ては地球の共有財産である」というイデオロギーなのか、「全ては我が輩の財産である」というジャイアンシステムなのか、その違いです。
みなさんの「文化」は「奴隷のイデオロギー」で動いていますので、今のような結婚制度になっているのです。
なので「夫婦別姓」はオプションです。
女性に自由をもたらすとか、そういう恩恵があることではないでしょう…残念ですが。
夫婦別姓であることの煩わしさも出てくるでしょう、根幹のシステムが変わらないままなので。
みなさんが思考の壁を破り、このような社会システムを間に受けずに自由になっていくには、やはり波動をコントロールするという自由意志を取り戻すことです。
社会制度が変わるのは少しずつ。世代を跨ぎながら、洗脳から自由になっていくしかありません。
しかし、一人一人の生き方は自由意志を取り戻すことによって、瞬時に変わっていきます。
ありがとうございました。
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