アシュタールが選んだ人間がスターシードとして地球に生まれてきた説!?

「むかしむかしのある日、アシュタールが地球の波動を上げたいなって思いました。
お手伝いをしてくれる子、人間やってみたい子はいますか〜?と、やりたい宇宙人を募いました。
そして、希望者はそれぞれ地球のいろんな時、いろんな場所に人間として生まれました。
そのひとたちはスターシードと呼ばれています」
……という物語は本当ですか?(byみみな)

こんにちは。
ご質問をありがとうございます。

夢を壊すようで恐縮ですが、これは一種のお伽話のようです。
誰がどういう意図で、このようなお話を語っているのかは知りませんが、このようなお話をする目的は、きっと色々あるのでしょう。
その人を元気付けたいとか、奮い立たせたいとか。
暗い気持ちに傾きそうになっている人に、光を思い出していただきたい、という目的でこのお話を、一つのたとえ話のように使っているのではないでしょうか。

と言うのも、スターシード…?を、私(アシュタール)が…?集う?ということはないんです。
この場合「スターシード」というのは一体なんのことやら…?

(みく:調べまーす。「地球以外の惑星や銀河などから、惑星の魂をサポートするために生まれた魂を持つ人のこと。」とググった結果には書いてありました〜。https://www.afi-b.com/net/ft-starseed/)

なるほど…。惑星の魂というのは地球の魂のことですか?

(えーと、そうみたい。地球の次元上昇を助ける。「スターシードはかつてアシュタールとの交流があったと考えられており、高次の星や銀河から勇敢な魂を集めて地球に転生させました。その魂を持った人々が、今地球上に存在しているスターシードなのです。」って書いてあります〜。
えっ、そうなの?汗)

うーん、よくわかりませんね。
アシュタールとかつて交流があった魂をスターシードと呼んでいるのでしょうか?
だとすれば、それを区別する意味はあまりないように思います。

それだと、例えば「前世で仏教徒だった人を、スターシードと呼びます」みたいなことでしょう?
「ブッダに縁があったから」ということで。
というと…「だから何?」という感じではないでしょうか。

そうじゃなくて、私が、指示して地球に転生させたということなんでしょうか?
だとすると私は地球に人間として生まれるようにみなさんを導くようなことは出来ないんです。
それは自由意志への介入になってしまうからです。

ともかく…そういう事実は全くないんです。

ただ、私はこのお話を「嘘を言っている」とか「正しくない」と言うことで、対立の波動をもたらすことを危惧しています。
それは全く私の望まないことなのです。
だから、きっとこの物語は何か意図があって、目的があって、それを果たしたいという気持ちがこもっているのではないでしょうか。
例えば「手袋を買いに」というお話は作り話ですが、その作り話にには何かとても伝えたいメッセージや目的が込められていますよね。
そのようなものなのではないでしょうか?

きっと、このお話は、みなさんの生活に直結した形で、わかりやすく伝えるために形が変わってしまったのでしょう。

実際には魂のあり方や、生命のメカニズムはもっと多次元的なのです。

けれど、その多次元的な情報は、とても…なんていうか、「ウケ」が悪いんです。
それはどうしても高次元にフォーカスしないと理解できない内容になってしまうので、そうなると逆に「無意味」な情報になってしまうからです。

伝わらない言語で書かれた本はみなさんにとって(翻訳などがないとすれば)無意味でしょう?
この世界に2人しか読むことができない本は、ほとんどの人にとっては「ウケ」ないんです。

例えば「手袋を買いに」だったら、狐は実際にはしゃべらないでしょう?
狐は実際には手袋を必要としていないでしょう?だって狐なんですから(笑)
でも、それを「お話し」としてみなさんに伝えるために、そのようにしたのです。

「手袋を買いに」の内容は本当ですか?と聞かれたらやはり「事実とは異なります」という回答になると思います。
しかし、作者が伝えたいメッセージは、事実とは関係ない次元で、想いとして存在しているのです。

私なりに、この物語で伝えたかったメッセージを考えてみましょう。
この物語で私の想いを伝えるとすれば…。
それは自分の中にある「善なる衝動」を信じるべきだ、と言うことでしょうか…。

みなさんは地球を愛おしいと思い、地球の次元上昇を助けたいと、「なぜか」思うのでしょう?
そこに本当は理由はいらなくて、なぜかというと人間は地球と相互的な関係であることを高次のレベルでは理解していて、高次の意識では地球に慈しみをいただいているからです。
その気持ちに理由はいらないのです。
それは「人間」が「人間であるのはなぜか」ということに理由がいらないことと同じなのです。

でも、もっと簡単に、その気持ちを肯定する、ということがこの物語の目的ではないでしょうか?

そして私は、その気持ちを持っていることをとても歓迎したいと思っているのです。
けれど、歓迎したい、と言うことが「私が選んだのだ」と言うことになってしまっていることは少し問題です。私は光を志向していますので、光を志向する存在を喜ばしく思うようにできています。だけどそれは「私が選んだ人」がそうなっているわけじゃないんです。
また、私が先生でみなさんが生徒のような、上下の関係になってしまっているのも少し気がかりです。私たちはそのような関係性ではないので…。

「スターシード」という物語の目的は…きっと疎外感を埋めるための物語なんでしょうね。
この社会に違和感を感じるのは、正常なんですよ、と肯定したかったのでしょう。
でも実際は、スターシードという存在はいません。
なので、みなさんはそれぞれのやり方で、疎外感や孤独感に折り合いをつけて前向きに生きていく必要があります。その一つの手段が「私はスターシードだから」ということで折り合いがつくなら、それで前向きに生きていくことができるのであれば、それでいいのではないでしょうか。

私と縁のある魂は確かに存在します。
しかし、それだけが「スターシード」なのは変な話です。そんなにたくさんいませんし…いたとしてもご覧の通り普通の人間ですからねぇ。笑

「人間」は「人間」です。
「猫」は「猫」です。
「アメリカンショートヘアーだけが特別」ということはないんです。
「ロシアンブルーは猫の波動を上昇させるために生まれてきた」とかはないんです。

そもそもスターシードだということをどうやって確かめるのでしょうか?
人間の中にスターシードとそうじゃないシードがあるんですよね。
光を志向していたらスターシード、闇を志向していたらそうじゃないシードなんでしょうか。
でもすべての人が一瞬ごとに、闇を志向したり光を志向しているから、その時は何シードなんでしょうか。

確かめようのないことは「お話し」として聞いた方がいいのです(どんなことでも。)
それは「嘘だ」と言いたいわけではなくて「お話し」には「お話し」の価値があるのですから。

だから、この物語のよき意図だけを生かしてください。
みなさんにある、地球を愛しいと思う気持ちは、間違っていない。
その気持ちを持つことで引き裂かれそうになるなら、それは自らの波動を上げて解決していくしかないのです。

みなさんは「選ばれた存在」である、というのもあながち間違っていない。
人間は、全ての生命の代表として波動をコントロールする自由意志を授かっているのです。
それは他の生命にはない特権で、それをみなさんは使うことができずに生きている。

サッカー日本代表が頑張るのは、その代表に選ばれなかった他のたくさんの選手たちや、そして未来のサッカー界すべてが、その肩にかかっているからでしょう。
選ばれた存在とは、とても手放しで喜べるような甘いものじゃないんです。

何せ「一番頑張んなきゃいけない存在」になるってことですから。

だから人間は選ばれた特権を使って、
自分の心の波動を自らが管理するのです。
他の誰にも管理させてはいけません。

それは、みなさま自身を幸せにすることでもあるんです。
みなさんを幸せにできるのはみなさん自身です。

みなさん一人一人が、瞬間瞬間、幸せを選択できますように。
そして、そのことで波動が上がり、関わるすべての生命が幸せになりますように。
そしてこの母なる地球にも光が現れますように。

その光と私の心は、いつも一つです。

心から応援しています。
有意義な質問をありがとうございました。
勉強になりました。

ありがとうございました。


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