アフターコロナ・次世代のビジョン(7)最終章・新しい共同体

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Q. やはり、これからは大きな政府ではなく、小さな単位での共同体が形成されるのでしょうか?具体的には、どんな状態になっていくのでしょうか?

全員が全員、そうなるわけではありません。基本的に一人でも生存の不安がないのです。
なので、それプラスアルファで、一緒にいたいと思える人と一緒にいるイメージです。

別に異性でなくても構いませんし、友情でも構いません、仲間意識でも構いません。「その人を大事に思う気持ち」があれば、それがある種の接着剤(搾取を目的としないつながり)になり、共同体が生まれます。

人は一人だと寂しいと感じるようになっていますので、誰かと一緒にいる人が基本的には多いと思います。しかし中には、寂しいと感じない人もいるのです。個性ですね。

個性に合わせて皆さんが共同体を作っていきます。
共同体の中に「入る」のではなく、共同体を「作る」のです。
2人の共同体は自分が抜ければ共同体ではなくなります。共同体というのは、その程度のものです。

Q. インターネットを通じて、地縁や血縁にとどまらず、同じ価値観や目的をもつ人達のつながりが強化されています。今後その動きがますます発展し、いろんなタイプの「共同体」を形成していくのでしょうか?

同じ価値観や目的を持つグループもあります。しかし、基本的にはもっと少人数単位になっていきます。

なぜなら、物理的な距離と、時間的な距離が今よりもっと広くなるからです。世界はもっともっと広くなります。(=人口密度が低くなります)複数人が、狭いところに閉じ込めるから揉めるのです。複数人に、同時に同じことをさせようと思うから揉めるのです。

そして少人数の中でも、個人個人が勝手に、その中の相手や他の好きな相手と交流したり仕事をしたりします。オンラインでももちろんしますが、オフラインでもします。

いろんなタイプの共同体…という言葉には、従来型のイメージを呼んでしまう語弊があるような気がします。個人個人がその人の個性に合わせて、いろんな人間関係を構築していきますので「こういう共同体のタイプが生まれる」と決められるようなものはありません。それは年齢や考え方によってもどんどん変わっていくので、多種多様な繋がりが生まれるでしょう。アメーバ的な生態系、と言った方がいいかもしれません。

食べ物や住むところには困りません。ただ今の皆さんは「自分たちのことは自分たちでイチから決める」ということに不慣れなので、うまく想像できない部分もあると思います。

誰かに言われた通りにする、という教育が徹底されてきたので、無理はないです。しかしそれもすぐに慣れます。自分のことを自分で決めた方がストレスがないですから。

Q. 住んでいる土地に属する形(地方自治体のようなくくり)で、近くで生活している人たちと協力してやっていく形式は、続いていくのでしょうか?

そうですね。物理的なつながりや、土地でのつながりはあります。しかしそれがしがらみ化することは減ります。

なぜなら、人の流動性が相対的には増えていくので、風通しがよくなるのです。みんな、それぞれ自分の体質に合った場所、があります。人同士の相性のように、人と土地との相性があるのです。その土地でできる食べ物など、とても複雑に環境と体質は関係しています。

それぞれ、相性がいい場所を探して移っていきます。生まれた場所と、相性の良い場所は必ずしも一致しません。体質の変化によっても変わります。

これは意識のレベル(不安や恐怖が強いと上がり、リラックスすれば下がるもの)の変化とともに起こる、物理的な変化なのです。

今後、衣食住の心配が減っていけば、意識レベルは自然と下がってきます。意識のレベルが下がった結果として、住環境の移動への精神的プレッシャーがなくなっていきます。

ずっとそこにいたければいればいいし、動きたければ動くことが自然とできるようになります。

Q. 共同体に「入る」のではなく「つくる」、という話がありましたが、介護や子育ては、(今よりもっと)みんなで協力してやるようになりますか?

はい。そもそも個人単位や家族単位に負担を押し付けるのは全て経済成長のためでしょう。そういう中では、「老人」や「子供」など「言うことを聞かない」存在は邪魔者だったのです。しかし人は今回ウイルスという「言うことを聞かない」存在に頭を悩まされることになりました。そして、「いうことを聞かない」存在を切り捨てて、なかったことにすることはできないと悟ります。

これはすべてのレイヤーで起こることなのです。

個人レベルで言えば、自分たちの中にある「言うことを聞かない」部分(=個性や、さだめ)を切り捨てることの弊害。そして社会レベルでは、介護や子育てなどを切り捨てることの弊害。地球レベルで言えば、自然や循環を切り捨てることの弊害。

思い通りになど、ならないのです。でも、思い通りにならないということは、悪いことではありません。思い通りにならないということは「人知を超えている」ということです。そして人知を超えているものと、適切な向き合い方をしていくと、人は今よりもっとずっと安全で安心な生き方ができるようになります。

Q. 現在では住む場所は不動産として私有財産化されていますが、これも変わる可能性があるのでしょうか?

はい。不動産に関しても今回のこと(ウイルス騒動からの社会変化)で大きな動きがあるのです。それは、さらなる価値観の転換をもたらします。

Q. もし誰でも好きな場所に住めるようになったりしたら、ハワイとか一箇所に人気が集中してお金に変わるなんらかの競争を引き起こさないのですか?

それぞれが集合的に、バランスよく自分の体質を変えていきますので、だんだん過不足なく人工分布していくようになります。

例えば、男女の割合などのような具合です。あれは一人一人が男性女性と選んで産み分けているわけではないでしょう。素晴らしい創造によって、全体として調整されているのです。それと同じです。

全員が、分断された個人の頭で「ハワイがいい」と思っても、実際に住んでみると違うことがわかるのです。寒い場所で活躍する人材と暑い場所で活躍する人材は違います。前者の人が、暑い場所にいると「なんか違うな」と思うのです。

Q. 住む場所の総とっかえが起こって、価値観や目的を共有する人と住む場所も共有してやっていく感じになったりしますか?

「総取替」が起こるかどうかは人によって違いますが、都会から地方への分散は間違いなく起こります。それは私がいうまでもなく、ですね。価値観や目的を共有する人とはどんどん近づいていくようになるでしょう。

住む場所の共有はどうでしょう、それは好みによってですが、価値観を共有できる人とは、近くにいたほうが生きやすいことは間違いないでしょう。そのことに躊躇いがなくなっていくのです。

価値観というのは、つまり個性です。ライフスタイルの選択において、個性の優先順位はずっと低かったのです。これからはその優先順位が上がるようになるというだけの話でもあります。(それは大きな、根本的な転換なのですが。)

Q. 人々がお金のために働かなくなると、人気のない仕事(危険な作業や下水処理とか)をやる人がいなくなるということは起こりませんか?

起こります。人気のない仕事をやる人がいなくなります。それを解決するのがテクノロジーです。その変化を人々が後押しします。

これまで危険な、人命を犯すような仕事がたくさんありました。しかし人命を優先することになれば、必然的にテクノロジーが進むのです。例えば危険な掘削などは、機械がやれば良いのです。

命がけで、どうしても「人間」がやらなければいけない、というものはありません。

いわゆる「救急」とか「救助」とかもテクノロジーが開発されます。下水処理も同様ですし、環境に良い(つまり循環する、循環を妨げない)やり方になっていくのです。

 

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

以上が、アシュタールからもたらされた、さまざまなトピックにわたる、次世代、未来のヒントになります。
これは予言ではなく、あくまで創造性を刺激するフィクションだと考えていただければ良いと思います。
フィクションは、心に種を撒きます。実現するのは、一人一人の行動です。私たち一人一人の創造性によって作られる未来のうち、いいヒントになりそうなものはぜひ、採用してみてください。

私の繋がるアシュタールと、弟子の間での議論は、このあと『人間と動物の違いとは何か』という内容に移り変わっていき、アフターコロナのビジョンからは離れていきました。

そして、その人間と動物との違いを追求した結果、わかったことが、波動のこと、自由意志のこと、創造のエネルギーのことです。

私は内容の重要性を鑑みて、noteのような場ではなく、個人メディアの中で綴っていくべき内容と判断し、こちらのオリジナルブログを立ち上げることになりました。それ以降の記事は、全てここに無料で更新されております。

その内容については、こちらの記事にまとめられております。

https://yurun.jeez.jp/start/2021/05/15/964/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回以降は通常のメッセージ更新に戻ります。
よろしくお願いいたします。

おわり


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