波動を上げるのは波動の”アベレージ”を上げること

みなさん、こんにちは。

波動は、一発あげてOK、というものではありません。

心の波動は、一瞬、一瞬、上がったり下がったりします。

心は、まるで発進基地のように、一瞬、一瞬、異なった信号を発しています。
それは似通ったものに思えるかもしれませんが、少しずつ、上がったり下がったり、異なっているのです。

心からは、ゆっくりな、低い振動が発せれられることもあります。
細かい、高い振動が発せられることもあります。

みなさんは、信号を発信する基地です。その信号によって、色々な存在や、世界が、現象して行きます。

心が発した波によって、その波と比例したインスピレーション(反響・波紋)が起こり、そしてそれを思考として認識して、行動が変わって行きます。

なので、思考は現実化する、とは、半分正しくて半分間違っています。
波動は、思考となり、思考を行動に落とし込んだ結果、現実化する、という順番です。
思考の前に波動があります。
自分の意識がどこの波動領域にフォーカスしているのかによってもたらされる思考(インスピレーション)は変わりますので。

これは日々、自覚しようとしまいと行われていることです。

みなさんが「そんなふうにやりたくない」と思ったとしても一瞬、一瞬、正確に現実化されます。そこから逃れられる存在は全宇宙探しても、いません。

波動をコントロールすることを教わっていない時、それは外部の刺激に対して、上がったり、下がったりしています。
しかし、波動をコントロールすることを教わった後でも、さまざまな刺激で上がったり、下がったりしてしまうのです。それは、そのこと自体は当たり前のことで、気にしなくていいのです。
例えば、仙人のようになる必要はありませんし、覚醒した人・悟った人になるというのは、波動コントロールを覚えたばかりの今の時点では現実的ではないということです。

しかし、波動をコントロールすることを知っている人は、それをそのまま放置しません。
やられっぱなしで、野放しにしておくことはしないのです。

ただそれだけの違いです。
ただそれだけの違いが、人間に創造性をもたらすのです。

刺激により、下がってしまった時は、それを冷静に観察して上げればいいのです。
刺激により、上がってしまった時も、それが永遠に続かないことを冷静に観察して、また下がったら上げる、ということをすればいい。

大事なのは、これを繰り返すことです。
いつでも、心を観察し、自分の好ましい波動を選び直すことです。

大切なのは「アベレージ」なのです。
それは短期的なものではないのです。

だから、例えば自分の波動を下げるような環境にいたとして、その環境を離れれば波動が上がって人生がうまくいく、というわけではないのです。

波動は、一瞬一瞬上がったり下がったりしていますが「アベレージ」、つまり「自分の”普通”はだいたいこのくらいの波動にフォーカスしてる状態」ということが各人にあります。
それが「その人の住んでいる波動領域です」と便宜的にいうことができます。

なので、引っ越すとか、物理的にそこから離れるだけではアベレージは変わらないのです。
また違った、似たような環境になってしまいます。

これは、絵を描くことに例えるとわかりやすいと思います。
皆さんのキャンパスが、人生全体です。
毎回毎回、絵の具を筆に乗せて、絵を描くのです。
赤い絵の具、青い絵の具、黄色の絵の具。
自分はヒマワリを描きたいから黄色の絵の具を使いたいな、と思ったとしましょう。
しかし、時々黄色にはするけど、実際には赤ばかり使っていたら、朱色の絵になってしまいます。
たまに黄色にしただけじゃ、ダメだということです。
その瞬間は「あっこれこれ!この色を描きたかった」と思ったとしても、また「あ〜やっぱ赤い絵の具の方が慣れてて、楽だわ〜。また気が向いた時に黄色にすればいいや」と思っていたら、朱色の絵になります。(朱色の絵も素敵ですし、それが悪いというわけじゃないんです。)

アベレージ(=キャンパス全体の色味)が大事なんです。

だから、波動を一発あげたらOKということはありません。
そして「意図」以外に、これさえやっておけばOK、波動が高い状態、ということもないんです。

なぜなら、絵を描くには自分が手を動かして、絵の具を取って筆を動かす必要があるからです。
皆さんが起きている間にも眠っている間にも、皆さんの心の手は、絵の具を選んで、絵を描き続けています。止まることはありません。どんどんキャンパスを塗っていく。人生という名のキャンパスがどんどん完成してしまう。

ぼーっとしてたら絵が真っ黒になってしまった!なんてことのないように、できる限り自分の出している絵の具を、しっかり選ばないといけません。(参考:波動を変えることを意図する

大切なのは、アベレージ(平均値)を上げていくことです。
調子がいい時に波動を上げやすいのは当然ですし、調子が悪い時に波動を上げるのが大変な気持ちもわかります。

昨日までずーっと波動が3だった人が、今日たまたま10にすることができたとしましょう。
しかしやはり、波動は3に戻ろうとするのです。
そこで思いとどまって、また10まで上げると、今度は波動は4まで戻ります。
それでも頑張って、また10まで上げると、今度は5、6くらいで波動が留まっていられるようになります。

こうしてアベレージが変わると、そこはパラダイムシフトしたのと同じような、現実的な変化として実感できるでしょう。どんどんいろんな出来事が起き、その度にアベレージを保ち、また、あげていく。(それが好みならば)

そうすると、人生がどんどん自分らしく主体的に創造できるようになっていくのです。

それは、一朝一夕に成し遂げられるものではないのです。
しかし、一瞬一瞬の波動の選択が、創り上げたものには違いありません。

どんな人にも調子のいい時も、悪い時もありますが、その「調子」に関係なく波動を上げる意図を持ち続けることが「アベレージを上げる」ということになります。

自らの心を、波動を、自らの意図を使って、コントロールしてください。
そうすれば、それ以外の一切をコントロールする必要なく、人生のキャンパスが自分の望んだ絵に仕上がります。

みなさんにお伝えできて幸いです。

ありがとうございました。

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