棲み分けることを受け入れる

こんにちは。

他者の波動領域に干渉しないということは、すなわち棲み分けることを、受け入れるということです。

皆さんはこれが、とても辛くて悲しいのです。

低めの波動領域の方が、自分らしくて心地がいい、と感じる人がいます。

高めの波動領域の方が、自分らしくて心地がいい、と感じる人がいます。

どちらが優れているわけでもありません。

どちらが正しいわけでもありません。

うどん派とパスタ派のようなものです。

もし、あなたがうどん派で、パスタ派の友達を、なんとかしてうどん派に変えようと思ったらとても大変です。また、その必要もないのです。

それぞれの波動領域には仲間がいますので、どれを選んでも実は寂しくありません。

ただ、問題は波動領域を「変える」ということを選んだ時なのです。

私はこの波動領域は心地よくないし、自分らしくないと感じます、なので、別の心地いい波動領域を選びます、という時なのです。

高いところから低いところへ、低いところから高いところへ、といった移動は、孤独が伴います。

東京から大阪へ移動しようと思ったとします。
東京にいるお友達とは、大阪にいたら、直接会うことはできません。そのお友達に会うためには、東京に行かなければならない。もしくは、大阪にその友達を呼ばなければいけないのです。

でもあなたは東京が心地よくない、大阪の方が自分に合ってるな、と感じる。

その場合、やはり大阪に行きたいですよね?
だったら、東京の友達とこれまで通り遊ぶことは、諦めなければいけません。
大阪で新しい友達を作って、大阪人として生きていく方が自然です。

波動を上げるのは、そのような変化を伴います。
だからお釈迦様は、家族を捨て、一族や王位を捨てて、出家してしまったのです。

皆さんも、今、出家するか、やめるかの瀬戸際にいます。
つまり、今のまんまの波動領域でいくか、違う波動領域にいくか、という選択です。
「今のまんまでいい」と決めてしまえば「楽」です。
今のまんまではいけないと思う(波動を変えると意図する)と、そちらに向かうための浄化が始まります。そして、肉体や精神に、変化が訪れます。付き合う人との変化が訪れます。住む場所、仕事に、変化が訪れます。

人によってポイントは違うけれど、いずれにせよ、何かしらの変化が訪れるのです。
そして人はこの「変化」を恐れるのです。そして、頭では「波動を上げたい」と思っていても、もとの波動領域に留まりたくなってしまいます。

それも含めて受け入れてください。回り道を受け入れてください。

今、波動領域を変えようとしているあなたが感じる、寂しい気持ち、孤独を恐れる気持ち、変化を恐れる気持ちを、なんとかしようとせず、受け入れてください。

浸ってください。それは、間違っていないのです。

間違っているからネガティブな感情が出てくるのではないのです。
変化を起こすときに(移動するときに)この感情が出てこない人はいません。

自然の流れに身を任せて、現実を動かそうとはせず、でも現実にしがみつこうとはせず、ただ己の波動を心地いい領域にチューニングし続けるだけで良いのです。
何が心地いいかはあなたが知っています。

波動領域が大きく移動するときは両方の現実が起こります。
「東京」に引き戻そうとする元の現実と、「大阪」に向かおうとする新しい現実。
そしてその乱気流の中で混乱し、疲れてしまうのです。

だけどそれは、自然なことです。
何も間違っていない、自然なことで、恐れる必要はないのです。

世界中が今、乱気流の中で、各々の中で激しい葛藤と不安が渦巻いています。
大阪から東京へ行く人も、東京から大阪へ行く人も、東京に留まる人も、大阪に留まる人も、皆「これで良いのかな?」と不安になっています。

その不安はとても自然なことですが、とにかく注意深く観察して欲しいのは、自分が心地いいところに向かっているかどうか、ということです。
「あなたは、どこで誰と生きるかを自由に決められる」のです。

その「どこ」「誰」は波動領域によって自動決定されるので、具体的に選ぶことはできません。

けれども、あなたは「自分の波動領域」を選ぶことができます。それは、お金もかからず、どこに行く必要も、特別な修行をする必要もないのです。

ただ今の自分の波動を観察して「私にぴったりだわ♪」と思えばそれで良いのです。「ちょっとあげようかしら」「ちょっと下げようかしら」と思えばそれで良いのです。

ただ、そのことに大きな混乱や悲しみを感じるのは「いつでも戻れる」と言った安心感がないからなのです。これは、実は、時代の大変化だからです。

大阪に行っても、新幹線でいつでも東京に戻れる♪と思えば大阪に行くことに抵抗はないのです。今までは、大阪と東京はとても近かったし、行き来も自由だったのですが、どんどん距離が離れ、新幹線がなくなってしまっているから安心できないのです。

その点に関しては、皆さんが待ち望んでいた時代の変化がきている、とも言えるでしょうし、これからの波動領域の選択はより心してせねばならない、という面もあります。

自分の快・不快を誤魔化してきた人には、シビアな決断が迫られる局面が多くなります。

やはりどうしても、不快なものは不快だし、快なものは快である…そのどうしようもなさを受け入れてください。

棲み分けることは、悲しいことでも、悪いことでもありません。

皆さんが心地いい波動領域を選択できるよう、心から祈っています。

ありがとうございました。


よかったら❤️を押していただけると励みになります。

正式版 損切りのやり方はこちらからPDFを無料ダウンロード
2回のレクチャー会をベースに改良を加えた最新版になります。Kindle版は現在準備中。【追加技法】損切りエクササイズ:損切りの基礎力向上のためのエクササイズです。