「お母さん」の正体

こんにちは、みくです。

損というのは「安心感を減らす思い込み」ですがその出元は往々にして親です。

親以外にも、教育や、社会や、他人からの影響もあります。
そういう損は、切りやすいので最初の方に出てきます。
でも切っていくと、どんどん本当の損に近づいていき、その損は親と関係しています。

私は自分の安心感を減らす思い込みを小さなものから順番に切っていきました。
すると閉じていた可能性が開き出し、やるべきことがスムーズになっていきました。
「必然」と「好き」という命のエンジンが動き出しました。
すると当然、根っこにある抵抗感が立ちはだかってきます。
親の影響で出来上がった、思い込みです。

「価値があがる・さがる」という考え方の根本にあるのは「お母さん」に愛される・愛されないという考え方です。

私は今まで「お母さん」に愛されるために頑張り、「お母さん」に捨てられないために頑張ってきた。それは私がやりたいこととは真逆のことでした。

だから私はなんとか「お母さん」に捨てられない範囲の中で自分がやりたいと思えるものを探してやることにしました。でも、それはなかなかうまく行かないどころか、かえってどんどん苦しくなるなかりでした。

でも気づいてしまったんです。
私は母親に愛されたかったわけではないんです。
うちの母親は、ヨウコと言います。
私はヨウコに愛されるために、頑張ってきたのではありません。

そうではなく「お母さん」に愛されるためです。
「お母さん」に捨てられたくなかったんです。

ここがキモです。

私は「お母さん」に愛されるための努力をやめられませんでした。
「お母さん」というのは、ヨウコのことではありません。

じゃあ誰なんでしょうか。

その正体に気づくまで、ひとは「お母さん」によって引き裂かれ、分裂し、閉じこもって生きていくことになります。
しかし、その正体に気づくと、自由になります。
自由になったあなたは、たくさんの愛を受け取り、幸せに生きていくことができます。
その愛を体感した時、あなたは知るでしょう。
これは「お母さん」の愛とは違う、と。

「お母さん」は、あなたのことが嫌いです。
「お母さん」は、あなたの才能を嫉妬し憎んでいます。
「お母さん」は、あなたの存在を無視し続けます。
「お母さん」は、あなたのことを愛しません。

なぜ断言できるかというと「お母さん」はそのために存在するからです。
何度も言いますが、この「お母さん」は、あなたの母親ではありません

「お母さん」は、あなたのことを愛しません。今までも、これからも、永遠に。
なぜなら「お母さん」は、装置だからです。「お母さん」は、あなたが報われない頑張りを永遠に続けるための装置なのです。

この「お母さん」は実際の人物とは関係がないので、どんな母親でも、母親がいなくても母親が亡くなっていても機能します。

私は損切りの元になる間違った思い込みに親という存在が絡んでいることを感じてきました。
その親というのは、ヨウコのことだと思っていました。
赤ちゃんは母親に面倒を見てもらえないと死んでしまう、だから母親に愛されないと価値が低い、と生存本能から感じてしまうのでは?と思ってきました。

親という人間に生殺与奪の権があると思っていたんです。
でもそれは完全に間違っていました。

母親であったとしても誰であったとしても他人は自分の生殺与奪の権利を持っていません。
肉体の死は幻想だからです。
人間の本質は「命」にありますから死んだ後も永遠に続きます。

じゃあ「死の恐怖」とは何か。
それは肉体の死ではなく「命を失う」という恐怖です。

命とは「必然」と「好き」できている奇跡みたいな光の粒です。
それは永遠に続くものですから、失う恐怖を抱く必要がないものです。

しかし「命」を失う方法がひとつだけあります。
それが「自分を殺す」という方法です。
なぜなら「必然」と「好き」がわかるのは自分だけだから。
その特性を活かして「必然」と「好き」を拒絶するということ。
それが「自分を殺す」ということです。

「お母さんは」あなたが「自分を殺す」と喜んで可愛がってくれます。
「お母さんは」あなたが「必然」と「好き」に近づくと怒り悲しみます。

あなたは徐々に自分を殺すようになります。実際には殺されません、眠りにつくだけです。
でもそんなことをしたら本当に失ってしまうかもしれない。永遠に起きなかったらどうしよう?永遠に忘れてしまったら?
と私たちは、恐怖している。

でも「お母さん」は母親の姿を投影した「影」です。
私たちが「影」を大好きな母親だと思い込んでしまっているのです。

頭の中に、お母さんを想像してみてください。それは確かにヨウコ(あなたの母親の名前)の姿をしているように見えるかもしれません。

でも本当にその人は、ヨウコでしょうか?
その人は本当にあなたのお母さんですか?

いいえ、その人は、偽物です。
この偽物の装置を破壊するための呪文をお伝えします。
「お母さんに愛されない私にも価値がある」です。

正確には「お母さんに愛されなくても私の価値は下がらない」「お母さんに愛されても私の価値はあがらない」です。

「お母さん」の正体に気づけばもう大丈夫です。
「お母さん」のために頑張らなくてよくなるからです。

もう「お母さん」に怯えなくて大丈夫になります。
もう「お母さん」を恨まなくて大丈夫になります。

本当の愛を知る時です。

それはとってもライトであたたかい、しずかに降りそそぐ雪のようなものです。

「お母さん」の正体は、月です。

「お母さん」からの愛は、支配です。

ヨウコは、ただのおばさんです。


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6 Comments

  1. Ami says:

    こんにちは〜♪

    さすが、みくさん!
    ラスボスの真実を、わかりやすく明記してくださりありがとうございます😊

    創った本人が錯覚する程のリアルな幻影を作る能力で、本来の「必然」と「好き」を創造したら、世界は凄いことになってしまいますね♪

    楽しみ!!!

    いつもありがとうございます💕

    1. いや〜本当にラスボス!
      こちらの記事はわかりやすく明快に、を意識したのですが明日の記事はもっとグチャグチャで臨場感たっぷりの下書きをアップしようと思っているの。いつも心配してくれるAmiさんを心配させないように、こっちを先に上げたよ🥺💕いつもありがとうございます💖

  2. ますみ says:

    みくさん、こんにちは。こちらには初めてコメントします!今日の記事もとてもキレキレだな〜と痺れました!お母さんの正体は月なのですね…私は太陽、月星座がどちらも獅子座なのですが「理想の自分」というのに今までずーっと振り回されていた気がしてます。ここ最近その理想の自分が外側から見た素敵な姿であることに気づき、本当はそんな者になりたいわけではなく、本来の自分自身でこの世界で楽しく暮らしたかっただけなことに気がつきました。これってまさにお母さんに翻弄されていたのではと今日の記事を読んで思いました。みくさんの記事は本当にいつも本質をついていてすごいです。これからも新しい記事を楽しみにしています!

    1. ますみさん、キレキレのお褒めの言葉をありがとうございます!
      お母さんの正体は月でした!太陽と月が同じ星座だと少しトリッキーですよね。でもご自身が今進まれている方向性で間違いないと思います。同じ星座であっても月は見せかけ、太陽は本質ですから、まさに「お母さん」と母親の違いですね。全く別のものなんです。その区別がどんどんつくようになりこれからますます霧が晴れ、ますみさんの魅力と才能が輝き始めることと思います。
      今後とも本質をついた記事を書けるように日々精進いたします💓コメントをありがとうございました!

  3. ロンギ says:

    みくさん、今回のお話はちょっと難解ですけど、なんかわくわくします。月食の後のみくさんのツイートがやっぱり???だったけどかなり前向きな内容だったので、いい変化を楽しみたいなと思えました。最近は色々な個人的な問題が表面化しますが、以前ほど怯える事なくちゃんと向き合えるようになってきました。最後にはすべてうまくいくと思うようになったからかも。

    1. ロンギさん、コメントありがとうございます😊
      そう、すこしトンチみたいで(いつもトンチみたいだけど特に)難解ですよね。でも、わくわくしてもらえて嬉しいな。
      怯えずに向き合うの、すばらしい。
      そう、大丈夫、ちゃんと全部うまくいくようにできてるから、むしろ問題にはねギフトが溢れているので逃げたら勿体無い✌️
      2つの呪文たくさん唱えてください💖

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