それがこの本だ。
トイレに置いて何度も何度も読み返している。
この本は私の間違った努力を止めてくれるし、私がやるべき努力を教えてくれる。
私は何度も間違ってしまう。
なので、「やめたほうがいい努力をしてないか?」とか「やるべき努力を怠ってないか?」をチェックするためにはこの本を読み返すのが一番いい。
「何かが辛い」
と生きていて感じるのは、須く、するべきでない努力をし、するべき努力をやっていない時に生じる。
この本は発達障害とタイトルにはあるが、つまるところ「社会適応が難しくなるほど個性的」であれば、身体障害だろうが病気だろうが、なんの状態であっても当てはまる。
この本が教えてくれるのは、何も「これを買え」とか「こうしろ」という具体的なところだけじゃない。
もっと大きなことだ。
「お前は、価値がある!お前は、幸せになっていい!」
「その努力は、お前を幸せにしない!」
「お前が幸せになるために頑張る方向性はこっちだよ」と繰り返し、繰り返し教えてくれる。
涙なくしては読めない(笑)
何度も読んだ今でも読むたびにハッと心が震える。(内容を忘れてしまうからかもしれない)
つまるところ間違った努力はなんなのか?
それは「自分は生きる価値のない人間だ」が根底にある努力。
正しい努力とはなんなのか?
それは「何もない自分でも幸せになってもいいかも」が根底にある努力。
それが、この本の8つのトピックに明快にあらわれている。(私は思い込みが激しいので、原典とは変わっているかもしれません)
トピック1・生活環境
間違った努力=「設備投資をケチり、自力でやる」
正しい努力=「一時的に貧しくなっても設備投資をする」
トピック2・お金
間違った努力=「節約してお金を貯めるぞ」
正しい努力=「余裕を生んだ結果お金は勝手に余る」
トピック3・習慣(家事など)
間違った努力=「『自分は怠けている』の結論に安住」
正しい努力=「できないを前提に省略できることを探す」
トピック4・在宅ワーク
間違った努力=「生産的な人間でいたい」
正しい努力=「日常を幸福にしたい」
トピック5・服
間違った努力=「おしゃれ・センス・流行」
正しい努力=「自分に着心地がよく人を不快にさせない」
トピック6・自炊
間違った努力=「栄養が取れればなんでもいい」
正しい努力=「おいしいは心の栄養」
トピック7・休息
間違った努力=「休むのは怠惰」
正しい努力=「休まないのは怠惰」
トピック8・うつ
間違った努力=「なんとかしなきゃ」
正しい努力=「何もするな」
いや、この人天才かよ。
そしてこれらのトピックの根底に流れているのは、繰り返しになりますが
・お前は幸せになってもいい
・「自分は価値がない」の自罰に逃げ込むな
なのですよね。
私は幸せになってもいい。
私は発達障害だから(その他、人によって〇〇だから)劣った存在というわけではない。
それらを克服しなくても自分には価値がある。
ラクに、快適に、優雅に生活してもいい。
と繰り返し自分に言い聞かせて、やるべき努力を淡々と積み重ねていく。
最初から一気に全部がうまく回るわけじゃないけど、少しずつ歯車がちゃんとした方向に回り始めると、あっと驚くような豊かなところに、自分が押しあげられていくのを感じます。
借金玉さんに「一緒にやっていきましょう」と言われると「うわぁん」と泣きそうになります。
耳が痛くなることや、できない自分を痛感して辛くなることもあるけれど、その向こうには虹がかかっている。
やっていきましょう!
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