こんにちは、みくです。
罪悪感を持っている人は、自分の罪が何よりも恐ろしいものです。これと直面しないために、少しでも自分の罪を軽くする方、軽くする方に、いつも逃げていってしまう。
自分の罪を軽くする方法、それは「幸せにならない」「自分を甘やかさない」「自分がやりたいことさせない」「自分を我慢させる」「自分を貶す」「自分を傷つける」「自分を見張る」「私には〇〇する資格なんてないと思う」「ずるをしない」「他人を優先する」「反省する」「自分は悪人だと言い聞かせ続ける」等。
そうすると、すごーく安心する(100パー病気にはなりますが)罪を償っている感覚になれる。
少しずつ、罪が軽くなっていく気がして、どんどん、中毒になる。あー罪をちゃんと償ってる私偉い、ちゃんと罪が、頑張りに従って減ってく、という安心感。そんな自分なら少しは好きになれるかもという期待。
たまらない。
しかし一歩でも「自分を幸せにしよ」「少し甘やかしちゃおうかな」「今日はこれやりたいな、やっちゃおうかな」「もう我慢しなくていいか」「自分、悪くないじゃん」「自分を癒してあげよう」「また失敗してもしょうがないよ」「私にだって〇〇する資格はあるよ」「ずるしたっていいよ」「自分を優先してもいいよ」とやろうとすると。
全身がザワザワザワザワザワとしてきて、頭がもじゃもじゃもじゃとしてくる。
「無理、無理。やめよう?せっかく許されるかもしれないくらいに頑張ってきたのに。せっかくこんな血と汗と涙を滲ませて償ってきたのに。ねえ、戻ろう?戻って、死んだように生きよう!そのほうがみんなが幸せになれる。何もかもが平和になるんだよ!積み重ねてきたものも無駄にならない。別に新しいストーリーなんて要らないんだよ!誰も求めてないんだよ!」
実は、罪悪感を持ってる人は、ずーっと、この戦いをしているんだよね。
そのうち、最悪なあの「自己治癒力」とやらが発動して少しずつ、自分のことをいじめるのやめようとか、自分のこと休ませてあげようとか、そういう気の迷いが生じて。
そこに、人の顔をした神が現れて、気の迷いを裁かれて「ああ、やっぱり私は罪人だったんだ!」と「ごめんなさいごめんなさい」って首を垂れるけれど一度生じた気の迷いは何度でも生じてしまう。
どうしてどうして。私は神様に罪を償って生きていきたいと思うのにうまくできない。私が悪いんですね。ごめんなさい。でもどうしても無理なんです。ごめんなさいごめんなさい。
しかしどうしてもあの悪魔の囁きが、忘れられないんです。
「あなたに罪は存在しない」
「罰はもう必要ない、最初から、許されているのだから」
「あなたを裁いた神の正体は、悪魔なんだ………」
そんな囁きが忘れられないんです。
その悪魔から注がれたあまりにも優しくて、私を包み込んでくれる、あの微細な温かい光が忘れらないんです。悪魔の誘惑です。ごめんなさい。ごめんなさい。
ってね。
自由になるにはその、既存の価値観からすると「悪魔」とされているものの、囁きに従うしかない。凄まじい罪悪感を感じる。
つまり「ざわざわ」する方や「もじゃもじゃ」する。
そっちに行かないと、自己実現は難しいのだ。
だからあなたが今、何か、ずっとやってみたかったこととか、自分らしさを出してみようとか、我慢をやめようとかしていて、ざわざわ、もじゃもじゃするなら、そっちが正解だ。
「私が間違ってたのかも!やっぱり戻ろう!」
違うよ、そっちが正解だよ。
もちろん、ざわもじゃ訓練は楽じゃないから、戻ったっていい。
けど、この、ざわもじゃ訓練をスキップはできないよ、これを地道にこなしていくしか、罪悪感持ちが本当の意味で楽になれる日は来ないよ。
それがね、あなた、罪悪感持ちの、使命だよ。
何をやるか、とか、大きなことをやれるかは、重要じゃない。
だから人によってちょっとずつでもいいやんね。
今日はクッキー食べたいな、と思ったらクッキー食べる、とかね。
だって信じられないかもしれないけど、それすらできない人が、この国にはたくさんいる。それは、その人のせいじゃない、その親のせいでもない。
この国の宗教の問題なんだ。
みんな、才能や能力があるのに、罪悪感を持っている人は、我慢した対価としてなら、ちょっとだけならお金を受け取れるけど、自分の才能や、できることでお金をもらうなんて、想像しただけで、失神するほどのことなんだ。
それは、個人の資質の問題でもないし家庭の問題でもない。
この国の宗教の問題なんだ。
罪に耐えられないと思っている大人は子供にすらその罪を償わせようとする。
誰も子供の夢など真剣に聞かない。
どうせ大人になったら自分のようになるからだ。
子供が自分で死んでしまうような国になったのは、宗教の問題なんだ。
私たちで、止めないと。私たちで、止めないと。
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