こんにちは、みくです。
恐怖症、という症状があります。
あれは面白くて、本当に人によって様々です。閉所恐怖症や高所恐怖症などのシチュエーションや、虫や蛇などの特定の生物恐怖症などは有名ですが、どんなものでも恐怖症になりえるのです。例えば赤色恐怖症だとか、段ボール恐怖症だとか。
それで一般的には暴露療法という認知行動療法の一種で治すのですがメジャーらしいですが(何度も、ハードルを設けつつ、対象に徐々に近づいていく慣れていくw)私はこの恐怖症自体が何らかの投影なんじゃないかと思うのです。
というのも微妙に年齢によって対象が変化したり、消滅したり、生成されたりするからです。
で一般的に考えれば恐怖を感じるというのは、死の恐怖を感じるわけですね。想像してしまう。自分が一番怖いことを。
それってさらにどういうことかというと「死の恐怖の投影」であって対象はダミーなんじゃないかって思うんです。本当に見たくないものは「本当に見たくない」から隠してしまうんです。
つまり、恐怖症の克服はそれ自体にはあまりこだわる必要も意味もないってこと。
それで面白いのは、じゃあ自分が「見ないふりしている物」は何か?ということなんです。それは惨めさなのか、無価値感なのか、なんなのか。
例えば、夫がものすごく嫌だとしましょう。
もちろん他人相手ですから、我慢することも必要です。しかし、どこまで我慢すればいいのかもわからないほど我慢していると、「ものすごく嫌」ということ自体を見ないふりしてしまう。
そういう人が恐怖症になったりする。
本当の原因に向き合うことの方がよっぽど怖いので、恐怖の対象を「安全なものにしている」。自分にとって不都合な真実の方に向き合うことが本当の意味での「克服」です。
と言っても恐怖症の原因は様々ですから一概に言えないですけどね。恐怖症はそれ自体はとても辛いものです。
でもだからこそ「強迫的に治そうとする」のは何か違うのではないかと思うのです。それ自体がダミーなんじゃないかって思う。
実は恐怖症は、自分が正しく見れていない部分を教えてくれるありがたい症状なのかもしれないって思うのです。
自分が見たくないもの、見間違っているもの。
それは、簡単には思いつけないくらい「問題だと思っていないもの」だったりします。
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