陣痛みたい

こんにちは、みくです。

フラッシュバックからの回復はいつも思うのですが、陣痛みたい。

うーんうーん、と苦しんで、はぁーっ日常だー、と思ったら、うーんうーんと苦しんで、はぁーっなんだったっけー、と我に返っていく。

そうして日を追うごとに日常に適応できるようになっていく。

神経が回復していくシステムは本当にすごいです。

この回復をするために無意識に再体験をするんだと思うと生命の神秘です。

私は回復するために生きていると、つくづく思うんです。

トラウマを持っている人にとって一番の願い。

それは「安心して苦しみたい」ということなんです。

苦しみをしっかり感じていけば回復するって本能で知ってるんですね。

でも、それが色々な事情でできなかった。そんなことは許されなかった。そんなことをしていたら生きていけないから、一旦保留にする。これが、トラウマです。

「一旦停止」のまま体の中に残っている「苦しみ」。

「苦しくなーい、苦しくなーい」という自己暗示でギリギリ保っている精神。

そして、あるタイミングで、安心できる環境に入ると、それは出産みたいに自然に始まります。「はい、今、もう一度やってみましょう」というのが始まります。

そうすると神経系が、凍りついていたところが、解凍されていく陣痛のプロセスに入る。

苦しい。

でも体はちゃんと、フラッディングしないようにちょっとずつ陣痛スタイルで進んでく。

ここで押したり引いたりせず、自分は安心して、苦しみ、のたうちまわり、考え、涙してよい。

フラッシュバックが静まっている間は、動けるのでできる限り普段通り、家事をやったり歯を磨いたり、また始まったら諦める。

陣痛みたいに。

それができる環境にちゃんと生き抜いてきた人は、本当にそれだけで、奇跡のような力を備えているんですよ。


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