衝動性・強迫性による発作がもたすもの

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こんにちは、みくです。

私は発達障害の傾向があるので、衝動的に行動してしまうところがあります。我慢が弱く、少しそのような圧を加えると「それをせずにはいらなれない!」という状態になってしまうのです。

これを「発作」と呼んでいて、実は発達障害だけではなく、どんなクライアントも人格や症状によって様々な「発作」を持っているものです。

発作とは何かというと、結局本当にやりたいか、やりたくないか、その後どうなるかなどのマトモな判断ができない状態になってしまうこと。

マトモな判断ができない上に、100%自分に不要なものを引き寄せる性質を持つので、発作を起こしっぱなしで発作によって支配された人生を送る人は、自分に必要なものが思うように手に入っていないという絶望感を持ちます。

しかし対処法は簡単で「これ、発作なんだ」と後からでもいいから気づくことで、発作は起こるものの、発作とは違う行動をとることができてるようになってきます。そうすると「ああああこうしなきゃいけないのに!」という発作的には気持ち悪いけれど「あれ?意外とそうしない方が良かったのかも知れない!」と実感する。

断捨離していると、ものの見事に、「捨てる」と選ぶものが「発作で買ったもの」なんです。普通、人は「発作」の時の記憶がありません。自分はまともな判断をしたと思っていたり、そのこと自体をすっかり忘れてしまったりします。

しかし、これ必要かな?と自分が執着する「モノ」を選別するときに、買った時の感覚や情景がありありと蘇ってくるのです。

共通点は、「我慢が全然効かない状態で買った」ということです。「とにかく欲しい!」とか「今すぐ欲しい!」とか「これは絶対欲しい!」とか「これがないと大変なことになる!」とか「理想の自分になれない!」とか。

「それ以外のことを考えられない」状態。これが発作です。

今後、買い物の時にこれが発生したら「要らないものなんだな」と気づくことができるように…はならないかも知れないけど、一旦買うのをやめてあるもので済ませて1週間後にもまだ必要だったら買う、ということをできる限り、しようと思います。

発作のもたらす結果は100%の失敗で、本当に、確実な失敗を呼び寄せてくれるやつです。

例えば誰かに「自分のことをわかってほしい!」と感じるのは良くある「発作」です。しかし誰かにわかって欲しい、と発作を起こして自己開示したところで、わかってもらえることは100%ありません。

99%ではなくて、100%です涙

それから「絶対この人じゃないとイヤ!」というような一目惚れも「発作」なので100%やばい相手です涙

ただ発作になる根底にあるのは「我慢できないもっと不快なものを紛らわすため」。それは劣等感やプライド、罪悪感、恐怖、そしてトラウマです。それらに触れることを回避するために発作を起こすのですが、結果的に発作がもたらす結果は、「劣等感」を回避するための発作なら劣等感が、プライドが傷つくのを回避するための発作ならプライドが、罪悪感を打ち消すための発作なら罪悪感が、恐怖を回避するための発作なら恐怖がトラウマを回避するための発作ならトラウマが、かえって、表面化されてブーメランのように返ってきて、傷を重ねる役割を負います。

だから「発作」の役割は、そのダミーの根底にあるものを見てよ!ということに他なりません。じゃなければずっと発作の人生、ダミーの人生、偽物の人生を生きなければいけなくなる。

でも発作は悪者じゃないんです。
①発作というのがこの世にあることを知る
②自分がその発作を起こしてしまうことがあることを知る
③発作の根底にある回避したいものに目を向けてあげる
④自分が生きたかった人生に近づく

ということをきちんと教わり実践することで、より自由へ近づくための最短ルートを教えてくれる存在なのです。

私はこの記事を書いているときに「えええこんなこと書きたくないのに、書くのがやめられない!」という状態になり「すわ、発作か!?発作で書いてしまっているのか?」と思ったのですが、この場合は「書きたくない、やめたい!」の方が発作ですね。(ラプンツェルが良くやる「ブレーキ踏みたい!」の発作)ま、でもそういう時は無理せず「保存する」ボタンを押して、ゆっくり朝ご飯とお茶を飲んだ後に更新作業することにしましょう。


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