こんにちは、みくです。
私は感受性が豊かです。…と、ポジティブに言えば「感受性が豊か」ですが、その中には重度の感覚過敏や、HSP/エンパスによる地獄の苦しみも伴います。
地獄の苦しみ〜(エコー)(絶望ライン工、好きです)
私にとって「感じること」というはハンデであり、デメリットであり、短所であり、弱さだと思っていました。
だから「感じないようにしよう」と頑張って生きてきました。
ソマティックエクスペリエンスという身体的トラウマの治療法があります。私はこの治療法はすごい!と思って、いい先生に出会うことができました。
その治療では最初に「いい香りを嗅いだ時のことを思い出してください」と言われました。私は、大好きな花の香りを想像して、それを「感じようと」した瞬間、決壊したように涙が溢れて止まらなくなってしまって困ってしまったことがあります。
もう一つ思い出に残っている回があって、それはその先生に出会う前に一度だけ行った別のS・Eの治療者のセラピーでした。私はトラウマを扱う緊張もあって、最初からフラッディング(圧倒されること)の状態でした。その中で「まずは、部屋の中をゆっくり見回してみましょう」と言われした。
そしてやはり圧倒されました。何を見ても、どの色を見ても、明るい場所を見ても暗い場所を見ても、視覚から刺すような刺激を感じて「何を見ても怖いです!」と訴えた覚えがあります。
このような異常事態になってしまった原因は、トラウマがもたらす感情の麻痺・抑圧・鈍麻といった解離の問題でした。
しかしそのもっと手前にあるのが「敏感すぎる」といった類の感覚過敏・感受性の生まれ持った気質だったような気もします。通常トラウマ化しないような刺激でトラウマ化したり、通常でもトラウマになるようなことであれば尚更、人以上に複雑なトラウマに拗らせてしまったり。
だから私にとって「感じる」ということはある種のタブーだったんです。
でも色々な治療を経て、生き方を見直し、世間から離脱し、そして、だんだん「感じること」ができるようになってきて、結果、このような小さく幸せに暮らすことができるようになったのです。
しかも、その異常に鋭すぎる感受性を使って、仕事をしています。
私は「感じたらやばい!感じたら弱くなる!強くならなきゃ!」と思っていた。
だから、刺激から逃げ回り、刺激を避け、刺激と戦い、あえて刺激を求め、麻痺し、抑圧し、打ち勝つべき対象のように、生きてた。
でも、実際は逆でした。
感じると、どんどん強くなります。
感じる、ということは「自己理解」の最も大切な要素です。
その「感じる」の封印を解いて、フラッシュバックなどのリスクを負いながらも感じることのできる人は、最終的にすごく「強く」生きることができるようになる。
感じることからにげて、麻痺した状態になった人は、逆い刺激に翻弄されて、自分の感覚がわからないまま生きてしまう。
実は、これはとても「刺激に弱い状態」だったんだ。
だから私はもっと「感じて」もっと「強くなる」。
私の感受性は仕事をする上での、最強のツールだ。私を天才たらしめているのは、たった一つ、この悪名だかい「感受性」と言われるものだけだ。
今までの敵だと思って消そうと思っていたモノ、これさえなければ楽に生きられるのにと思ったほど、死のうと何度も思ったほどに辛かった物が、実は、自分に利益をもたらす才能なんですよね。
感じることで、弱くなると思い込んでいた。でも、私が弱かったのは、感じないようになろうとしてたからなんだ。
私は刺激に敏感な人間として生きていく。
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