こんにちは、みくです。
相変わらず、日々、断捨離しています。
どんだけものが多いんだよ!!
いろいろなものを捨てていると、とても「自然農」に近いなぁと感じます。
人間ってやっぱり植物と似てる。
ものを買う心理について考えると、その奥には、自分を大切にしたいと思う気持ちがある気がしたんです。
例えば、「お肌」というのは女性にとって大切にするべきとされていて、お肌にお金をかけているとなんか「自分を大切にしている」気分になってしまう。
肌荒れすれば病院に行ってステロイドを塗って治して、思春期にニキビができればホルモン剤を飲んで。
乾燥すれば化粧水を塗り、日焼けをすれば美白の何かを塗って。乳液も必要なんだとか?ふむふむ。と、いろいろな情報を仕入れては試してみたくなって。
高いコスメを買ったり塗ったりすると「自分をお姫様のように大切にしている、自分にしっかりお金をかけている」という感覚がする。
でも実際は依存する対象や恐怖の対象を増やしているだけだったりする。
肌がカサカサしていたら「すわ!」と恐怖心を感じて化粧水を塗りたくってしまいたくなる衝動が起きる。赤みが出れば「すわ!」、デキモノができれば「すわ!」、湿疹ができたら「すわ!」。
ところがどっこい、洗浄をやめて、化粧水をつけるのをやめて、薬をやめて、カサカサしてようが気にせずじっくりと「本来のバリア機能的な何か」が回復するのを待ってみると、意外と「何にもしてないのにトラブルなくて逆に戸惑う」ということになってしまう。
そしてそれでも「トラブル」が続けば、それは「高い化粧品」や「処方薬」で解決してはいけなく、もっと根本に原因があったりする。
これって何かに似てるなぁって思ったんです。
そうだ!自然農だ!って。
病気にならないようにしっかり殺菌・消毒。
害虫を見かければ、「すわ!」と補殺。
しっかり育つように肥料たっぷりの土に植え、なんなら追肥。
そうすると虫がきて病気になって、それを防ぐための農薬を撒いて…。
肥料が高騰した、農薬が高騰した、と頭を抱える。
どんどん甘やかされて、環境に弱い植物たちになってしまう。
おお!一緒だ!
これぞ、資本主義!
人間の身に起きていることも、農作物の身におきていることも同じなのだ。
お金に依存させるためのこの「産業構造」すごい。
誰が考えたんだろう?頭がいいなぁ〜!
肌トラブルで言うと、私の肌(尻)には定期的に湿疹ができて、それは水脹れ的にじゅくじゅくして最終的にかさぶたになって剥がれるやつなんだが、それが何年も前から本当に酷かった。
医者に行ったら普通に「湿疹」と言われてステロイドが出たが、結局治ってはできるの繰り返しなのでステロイドの意味ねえなと思って薬を捨てた。
それからアレルギーで目が痒くなるのにも、ひどい時はステロイドの目薬をさしていて、その薬が余っているから気楽に指していたが、先日思い切って全部を捨てた。
原因は小麦だった。
ステロイドで治らないわけである。
悪い悪いと言われ続けても、たまに食べるくらいなら、と気にしなかった小麦だが、これも断捨離つながりで、発見してしまった。
普段全然食べないパスタなのに、なぜかストックが無駄にあったので「思い切って処分しよう(自分の胃袋で)」と思って私は昼食にパスタを食べることにした。7日で食べ切るつもりだったが3日目に爆発して死んだ。
3日目に何が起こったかというと、便秘と臭い屁wになり、くしゃみ鼻炎爆発と、結膜炎爆発と、湿疹爆発である。
要するに腸内環境の悪化とアレルギー症状の爆発である。
流石のバカな私も「これは毎日食べ続けてるパスタのせいかもしれない」と気がつき、パスタをゴミ箱に捨てた。
なんとなく、漫然と週に1回くらい食べている素麺やパスタだが、このように馬鹿みたいに摂取してみると「うわ!本当だったんだ!」とわかり、断捨離の儲け物である。
馬鹿なので、そのような経験をして「こりゃ辛いわい」と身に染みない限りあまりやる気にならないのである。
しばらく小麦を抜く生活をしてみようと思う。(そしてそれは、今の私にとって、恐れていたよりもずっと簡単なことである…どうして今まで無理だと思ってたんだろう?)
話を戻すと、私の部屋がこんなにももので溢れているのは、間違いなく「自分を大切にしよう」と思った結果である。
自分へのご褒美を怠らない。
自分の手入れを怠らない。
自分の快適さを怠らない。
つまり「お金をかければいい思いができる」と思っていたわけだ。
でもそれらは、農薬や肥料のように自分をどんどん甘やかすことになっていた。そのことに衝撃を受けている。
このような考え方では最終的には、24時間空調のおしゃれな石造りの部屋に住んでメイドさんと運転手を5人くらい雇い最新の高額医療を受けまくる超セレブな生活こそが、悩みがない状態ということになる。
いや、そんなゴールを目指していたつもりはない、私は!
ここが、怖いところだ。
私は「そんなつもりがない」のに「お金がたくさんあれば安心」と無意識に思っていて、つまり、その「安心」の先には、自動的にこのようなゴールが設定されているのだ。
自分のためと思ったから、お金と手間をかけてきたのに。
実際は「ベストな自分でいる」ためには、お金も手間もほとんど、かからないのだ。
植物に必要なのは水と、太陽と、土だけであるように。
人間にとって、「土」と「光」と「水」にあたるものは何なのか。それは一人一人違うから、心の声を聞くことが大切だ。
そのことを考えることが本当の意味で「自分を大切にする」ことなんですね。
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