具体的な除去食の進め方(※あくまで現状、誤りおそらく多大にあり)

こんにちは、みくです。

今日は腸の治療の具体的なところを、今の段階でわかっていることをまとめました。(私は医者ではありませんので全て自己責任です。)

トラウマ治療と腸活は多くの相似性を示していて一気にやりすぎると不調がフラッシュバックしてしまう。でも、わかっていても「効果を追い求める」「結果を焦る」気持ちから、ついつい「やりすぎちゃう」んですよね。

腸を回復させるのは長期的な除去食が必要です。「厳密にやらなくても、控えるくらいでいいか」というのは全く意味がない気がしている(経験的に)。「厳密にやる気持ちと意気込みで試行錯誤して、結果的に『控える』ことになる。」ということは起こる。

具体的にいうと、
・グルテン
・カゼイン
・糖質糖類
・体に合わない食べ物
・添加物、化調、ホルモン剤、抗生剤
・医薬品
を除去していくこと。
あと太り気味の方は
・ファスティング(脂肪を減らす)
を最後に行う(大体は、勝手に痩せてしまいますが)ことで脂肪内に蓄積した重金属、有害物の解毒。リーキーガッドを治してから行わないと再吸収の恐れあり。ダイエット×。

「これを食べた方が良い」とか「このサプリを摂取するといい」いう足し算は少なく、取り入れる場合もかなり慎重にした方がいい(逆効果になる場合が多い)と感じている。

足すより、抜く、もしくは断つ、ということが重要です。

これらは一生続けなければならないわけではなく、現状に合わせたもの。
腸の穴が塞がれば多少は解毒できるようになりアレルギー的な反応も減り食べれるものが増えるはずですが、そのためには少なくとも半年くらいかけてこのような食生活を模索し続ける必要がありますね。

また重要なポイントとして、これらを行う土台
・禁酒。飲み会が多いとか、普段アルコールを飲んでいる人は、生活を見直す
・外食やコンビニ食、レトルト・インスタント食が多い人はその生活を見直す
・「食べることがストレス解消になっている」とか「美味しいものを食べるのが人生の喜びだ」という人の場合は、そこを見直す

現代人は除去食以前に「そんなこと気にしてる余裕のない状態」というのが問題だったりします。除去食にはかなりの根気と前向きさが必要なので、余裕がない場合は、余裕を作るために行動する必要があります。

ここをすっ飛ばすと、途中で挫折してしまう可能性がとても高いです。(過去、チャレンジしたけど効果がよくわからなかったor面倒臭くてやめてしまったという場合は、そちらの土台に問題があった可能性が高いのでは。)でも、この治療の土台を整えるだけでものすごく価値があり、人生の宝になり、不調改善に効果があります!

さて、その治療の土台が整った状態になったら、まずグルテン抜きをしてしばらくする。好転反応が落ち着いた頃に(3週間後くらいか)次のステップ(カゼイン習慣がある人は、カゼイン抜き)していくと良いですね。

グルテン抜きをすることは、食べ物を選ぶときの練習にもなります。食品表示の見方や、調味料の見直し、個別の食材の安全性の調べかたなどのリテラシーを覚え、失敗を繰り返しながら確実にグルテンを抜いていきます。(ちなみに私はセリアックだったので、便利なグルテンセンサーをお尻に持っており(グルテン入ると1時間後に水疱)ちゃんとした味噌と醤油なら小麦が原材料に書いてあっても大丈夫。逆に日本メーカーのオートミールはバッチリグルテンが入っていました。)

この時点で、どのくらい除去反応や好転反応が出るか?ですが、除去反応が落ち着いてから、次のステップに進んだ方が良いです。気長にね。

次は、糖類と糖質をやめてみます。

腸に穴をあけるものの代表的なものはカビ、カンジダ菌ですが、それらは糖を栄養としているので、それを制限します。発酵食品や穀物はできるだけ抜く。ただ間違ってもカビを全滅させようと思わないことで、カビの全滅は生命体としての死です。生きている人間には、保温、多湿、暗い、糖という保菌条件が揃っていて、それらの条件を変えようと思うと死ぬしかなく本末転倒です。カビは敵ではなく、ナウシカの腐海のようなもの。薬での除去は再発するのであまり意味がありません。

過去に妊娠出産期間があったり、ピルを服用していた人はカビの可能性がさらに上がります。(エストロゲンが糖になり、それを好むため)

私はまだピル未服用の卵巣嚢腫の内視鏡手術をした10年前の時点で「子宮や卵巣が糸を引いているから性病の検査をした方がいい」と言われて、性病の検査をしたが陰性、今考えれば「それってカンジダだったんじゃね?」という恐ろしすぎるエピソードがあります。

カンジダについては語り尽きないので、とにかく糖を抜くってことです。(栄養のために私はオーツミルク、ブルーベリー、木の実類は食べ、エネルギー補給にはくるみを食べている。くるみはエネルギーが高く、糖質が低い。)

次の「体に合わない食べ物」っていうのは、順番というよりは全体のプロレスの中で大切で、除去食を進めるにあたり「自分の胃腸の損傷具合や、自分に合う食べ物や合わない食べ物がハッキリわかってくる」という感覚的なものです。

一つの目安として低FODMAPがありますが、それも個人の合う合わないまで加味されているわけではないので、結局は食べてみて自分の身に起こる変化を見る、の繰り返しです。何が食べれるのかは個人の違いおよび自分の腸のボロボロ具合によるからです。

私の場合、不思議と毎日食べていたレギュラー食材は、ほとんど全てが食べれないものでした。たまにしか食べないものの中にはOKなものもありました。またなんとなく毛嫌いしていたような物が「カンジダ除菌作用を持つ」ということを知ったり、「健康的な食べ物」が実は胃腸を荒らしていたり、無意識に避けていたものがアレルギーっぽかったり、とにかく「合う・合わない」は奥が深いです。

大切なのは自分のなかの常識(例えば、〇〇を抜きすぎると危険!とか、〇〇の栄養素は大切!とか。)を一つ一つ疑いながら、それが本当か検証すること。世の中の常識と、自分の中の思い込みが一番の足枷になります。

・添加物、化調、ホルモン剤、抗生剤
については、胃腸を荒らしたり、毒素として蓄積されてしまうものが多いので、せめて今からでもプラスオンで肝臓に負担を強いないようにという配慮。(肝臓腎臓は、カビの死骸やカビが死に際に出す毒素の解毒でいっぱいいっぱいです。リーキーガットの人は毒がダダ漏れなので、アルコールを飲んでなくても肝臓や腎臓が悪い。)最近はスーパーの肉でも抗生剤に配慮されたものが多いのでそういうものを選びます。

・医薬品
胃腸薬や、鎮痛剤、抗アレルギー薬、ピルなど。断薬にリスクが高い医薬品は後回しにして、他の除去食を進めしばらく様子を見る。主治医に相談。(ただし医者も人間なので、その知識や判断を過信しない。)やめれそうなものはやめる。

まー現時点でわかっていることはこんなところでしょうか。これからも増えたり訂正したり変更したりが多発すると思いますが、まぁ何が正解かというより、自分にとっての正解を探していくことが重要です。

いろんな人のブログや掲示板の情報も、大変有益で勉強になりますが、ほんと〜に持ってる課題や体質や重傷具合は人によって違うので「これは私は違うぽい」とか「このやり方だと私効果ないぽい」とか直感や実験を通して判断していくことが大切だと感じています。

楽しいですが一気にやりすぎると色々な好転反応があって大変。

私の場合は一気にやりすぎてひどいダイオフ(インフルエンザのような症状)が。あとは無性に糖質の高い食べ物が恋しくなってすごいなぁって思いました。「食べれないなら死んだほうがマシなのでは」というくらいの気持ち(と言っても制御不可能なレベルではない)になって、これはカンジダというよりは、モルヒネ中毒(グルテンや糖質の依存性問題があります)からくる好転反応かもしれません。

何事も順序立てて少しずつですね。

除去食を一気に始めると、確実に副腎疲労が悪化します。これは一気に身体中の毒素が出てしまい、解毒が追いつかず肝臓や腎臓が悲鳴をあげるため。また、餌をいきなり遮断するとカンジダは死に際に毒素を出したり腸に穴を開けたり潜伏を試みたりするそう。私もカンジダが別の場所を求めて全身を逃げ惑っている症状を感じました。涙

10年前の手術の傷口も、実は治っていないかもしれなくて、傷口が痒くなってしまったり。その傷口は3箇所のうち1箇所なんですが、最後まで太い管を差し込まれていたところで、腸と繋がっているんじゃないかなぁという気がします。(あ、グロですね!失礼)

なので「一気にやるな、一つずつ確かめながらやっていけ」です。

現代人が捨ててきた獣のように鋭い直感を蘇らせ、良くなるための本能を研ぎ澄ませて、進んでいきましょう。

ちなみに、現時点で(合わない食べ物を食べなければ)起こらなくなった不調は以下の通り

・水疱湿疹(→セリアック病のGHと発覚)
・慢性の下痢
・慢性の偏頭痛
・慢性のアレルギー鼻炎、結膜炎
・慢性の腰痛
どれも合わない食べ物と傷ついた腸や内臓が原因でした。

引き続き、試行錯誤や失敗をしながら進んでいきたいと思います。

余談

不思議な話だが、こんなに自分が今の状態で食べれるものが少ないなんて思っても見なかった。
これらのものに敏感に反応し出したのは、グルテンを完全に抜いて2週間くらい経ってからだった。好転反応と一緒に、食べ物による不調がはっきりと出るようになってきた。グルテンの反応とは別に。

私はこれを「胃腸が麻痺ってた」というふうに解釈している。(もしくはフツウに凝り固まっていたのかも)

私の胃腸はウォーキングデットだったのだ。本当は穴だらけでカビだらけでダダ漏れでものすごく過敏で虚弱だったのだが、毒などでそれを麻痺させて全てを「慢性的」まで持っていった。それを「まあ、そういう体質なのかな?」くらいで済ませられるくらいの症状に抑えられていたのは、確実に何かが「麻痺っていた」としか思えない。
でも麻痺っていても、有害なものは蓄積していつかは嫌な結果が出てしまう(てか実は常に出っ放しである。)だったら、一旦「超激ヤバ腸w」「黄泉平坂のイザナミw」という状態をしっかりみてから、徐々に回復させていくことが、本当の回復に違いない。

要は、慢性の不調は、回復すると一旦は急性の不調になってくれるのだ。慢性の不調は、急性の不調よりもずっと重症度が高い。なのに慢性化することで「慣れてしまう」「そういう体質なのかな」で済んでしまう。

急性の不調になれば、辛さや苦痛がはっきりと自覚でき、また原因の特定も容易になるので、根本的な治癒の足がかりや、重要な手がかりとして使える。急性の症状が出ないと「やばかった!」って思えない。

これってトラウマ治療と一緒で、ダメにならないように騙し騙し頑張れているうちは治療は難しく。あー、私もうだめ、もう頑張れない、もう限界、って直面してから治癒が始まるのと一緒なんですね。


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