こんにちは、みくです。
日本人は現金が好きならしいです。でも、貨幣というのは本質的には「価値が落ち続けていくもの」なので、ずっと持っていたら、価値は下がり続けてしまいます。
今お金が持っている価値の担保は、強いて言えば「最初にみんながこれを使いましょう、と約束したよね。」ということのみです。
だから、価値を表現するために必要なお金は、どんどん増える一方です(つまり、お金の価値は減る一方です。)
私はお金が大好きですが、それはお金の持つ「価値」が大好きであるということにほかなりません。
でも、そもそも価値とはなんでしょう?
お金をたくさん持っている人は、価値をたくさん持っている、ということになりますが、その実態は、何をたくさん持っているんだろう?
お金や、地位や、名誉や、権力などで、一生懸命表現しようとしている、元になっている「価値」とは一体なんだろう??
と考えたときに、それはもしかして「存在価値」ではないかな、と気づいたんです。
だから私がお金が大好きなのは、本当は、存在価値が大好きなのです。
損切りすると、人生がうまくいくのはなぜかと考えた時に、私は「ただ価値に見合うように結果が来ただけじゃないのか」と思うようになりました。その結果は、お金だったり、チャンスだったり、いろいろです。
人が元々持っている価値を100とした時に、全ての人100だと思うんです。
私は全ての人が、生まれながらにすごい価値がある!と思っています。
あの人は60で、この人は120、ということはないんです。
じゃあどうしてこの世にはお金持ち(価値の高い人間)と貧乏人(価値の低い人間)が存在する(ように見える)んだろう?
ということを考えたときに、それは含み損の大きさなのではないかなぁと思うんです。
含み損があると「なぜか価値を感じられなくなる」という自己認識センサーの問題を起こします。
これはセンサー側の問題なので、存在価値が上下したわけではないんです。
つまり、「価値を上げる」ことを一生懸命考えても無駄ということで「価値を下げないように頑張る」ことも全く意味がないんです。
価値は、減らないからです。
だから、価値は、増えもしません。
価値を押したり引いたりしようとすることは全て無駄な努力です。
そうじゃなくて、元々あった価値を「ないように錯覚させる」ものを減らすしかなんです。
損切りによって切るのは自分の弱さだったり、執着だったり、煩悩です。
例えば自分は可愛くないと思っている人がいたとします。
「ブスな私には価値がない」と思って「価値を上げよう」と思って整形手術します。
その人は自分の価値が上がった、と思えるでしょうか?
いいえ、それは一時的なものに過ぎません。
次の「自分には価値がない理由」を見つけては、不安になって、それを無くそうと頑張るだけです。
(この場合、整形手術が悪いわけではないと言うことも重要です。自分の価値の上下に関係ない理由があれば問題ないのです。)
このように「価値を増やそうと頑張る」ことや「価値を減らさないように頑張る」と、結果、含み損はますます増えて価値が減ったようにますます感じてしまう悪循環なんです。
このように、世の中では一部の人が、努力の仕方が180°逆になっている。
そうじゃなくて。
元々持っている100に気づいていくことが、努力なのだということです。
だから、今頑張っているのが正しい努力かを判定するのは簡単です。
「自分の価値を上げようとしている」行為ではないか?
「自分の価値が下がらないように頑張っている」行為ではないか?
と自問自答すれば良いわけです。
また、損切りするために必要なのは「これがなかったとしてもorあったとしても、私の価値は上がらないor下がらない」と理解することなのかもしれません。
私がパソコンを買い替えることができなかったのは、単純化して考えると「頑張って貯めた貯金が減ったら私の価値も減ってしまうのでは?」と妄想していたことが原因です。
しかし実際に購入して、自分の減ってしまった貯金残額を見て、ガッカリ感というものが一切ありませんでした。むしろ「こういう時のために貯金しているんだから、適切に使えてよかったなw」という気持ちや、そして今後も不安なくパソコンを使い続けられる安心感がありました。
つまり「減るどころか、むしろ自分の存在価値が増えた(ように感じた)」んです。
ここでも重要なのは「お金を貯めるのが悪い」とか「お金を使うのが悪い」といった話ではないという点です。むしろ「自分の価値を上げよう」と思って最新のパソコンを買ってしまう、というのは損を膨らます行為ということになります。
「私の価値は減らないし、増えない。最初からある。」
「価値は増やそうとしたり、減らそうとしたりすると感じられなくなっていく。」
そのことに気づくために、人生にはさまざまなドラマがあり、それ自体が、楽しいゲームなんです。
自分の中にある「価値を上げたい」という執着、「価値が下がるのが嫌だ」という煩悩、どちらもただの妄想です。
これらをなくしていくことによって、
人生はどんどん本来の価値を、発揮するようになります。
それは価値が上がったのではなく、元々あった価値が露見したに過ぎないということ。
そしてその結果としてお金やチャンスが舞い込んでくる。
そして、その次の執着を切るために、新しい失敗がある。
そしてその難問を解いて損切りすると、成功やチャンスが更にどんどんくる。
本来は、失敗すらも楽しいゲームなんです。
なぜなら、価値は変わらないから!
そこには焦燥感や強迫感は一切ありません。
逆にですが、損切りが全くできなくて、どんどん価値が下がって(しまうように感じて)も、何も問題ないんです。減ってないんで。
そのためこれらのことを理解している人は、努力し続け、どんどん成功を重ねていきます。
そしてこのことを理解できない人は、自分を苦しめる間違った頑張りを続けてしまい、どんどん苦しくなっていく、という世の中になっています。
この存在価値を感じる訓練をする場所、それは今あなたがいるところです。
やるべきことは、「自分の価値を上げてくれると信じているもの」を捨てる、「自分の価値が下がらないように握りしめているもの」を捨てること。
これが損切りです。
「損切り」が、超絶ミラクルパワーがあることがご理解できると思います。
「存在価値」は私たちが無条件で最初から与えられている莫大な富です。
だから、最初から大きな損切りをしようとする必要はありません。初心者は、間違って損じゃないものを切ってしまったり、損を切らないでいてしまうことがあるからです。
身の回りの物とか、遠めの人間関係とか、仕事のやり方とか、毎日食べるものとか、そういう日々の過ごし方、細々したところで「損切り」を練習していくことで、十分に大きすぎる成果・報酬が受け取れると思います。
(ここまでは実証済み)
それを繰り返すだけでどんどん成功していくと思います。
(これは仮説だから今後も実験してみるね)
よかったら❤️を押していただけると励みになります。
正式版 損切りのやり方はこちらからPDFを無料ダウンロード
2回のレクチャー会をベースに改良を加えた最新版になります。Kindle版は現在準備中。【追加技法】損切りエクササイズ:損切りの基礎力向上のためのエクササイズです。