こんにちは、みくです。
損切りをしていくとリラックスできるようになるのは、頑張るのをやめることができるからです。
頑張る、という行為は一言でいうと「あがき」です。
抵抗です。
コントロールです。
緊張です。
何に対してあがくのかというと、現実です。
つまり、あがきとは、現実を受け入れないための頑張りのことなんです。
どんなに頑張っても現実は変わりませんし、現実はそもそも変える必要のないもなので、現実を受け入れてしまっても、何にも問題が起こりません。
で、現実を受け入れてリラックスするために「価値が上がらない」と「価値が下がらない」をひたすら観察して特定して解除するというのが損切りです。
しかし一方で「価値が上がったり下がったりしないのならば、もう何も動きたくない」と無気力に陥ってしまう可能性があるように感じるかもしれません。
デカダンスです。
価値を上げる、とか、下がらないようにする、という目的を持ってガムシャラにやってきた人が絶望して、なんとなくただ日々を受動的にボンヤリこなすだけになるというイメージです。
「別に今日やっても明日やっても私の価値が変わらないなら、明日でいいや〜」と投げやりになってしまい、先延ばしにしてしまうような。
確かに損切りをしていくとそのような壁にぶち当たることもあります。
で、これも損切りの対象なんです。
なぜなら「価値が上がったり下がったりしないのならば、存在価値がない」と感じているからです。
もっと短く言うと「意味がないのならば、存在価値がない」ということです。
こんな錯覚をニヒリズムと呼びます。
ニヒリズム(虚無)から生まれるデカダンス(怠惰)も、感情の一種ということです。
それは「受動的なあがき」とも言えるかもしれません。
わかりやすいイライラや、渇望などは、能動的なあがきです。
現実に対して能動的に抵抗します。
じゃあ虚無や退廃は「何もしない」から、いいのか?
というとそんなことはなく、受動的なあがきなので、やはり損です。
根底には「受け入れたくない!」という怒りや欲望があります。
「私の価値が上がらないなら、何もしたくないや。」
「人生に意味がないなら、何をやっても無駄無駄。」
「頑張るだけ損だ。」
こういった考えの根底には
「価値が上下しないなら、存在価値がない。」
「意味がないのなら、存在価値がない。」
という固定概念があります。
これが損です。
存在価値は、自分の価値が上下しなくてもありますからね。
価値が上下しなくなった時、人には無意識ってやつが現れてくるんです。
無意識が現れてくると、いい心の動きがどんどん働くようになり、楽にいい行いが出来るようになります。
感情で無意識の働きを邪魔していたものの「逆回転」です。
無意識・全開モードです。
あ〜楽だ〜ってモード。
この無意識に、存在価値があるんよ。
損切りしていけば無意識は勝手に現れてきます。
オートモードで。素晴らしい。
無意識(存在価値の在処)を邪魔するのが「感情」です。
感情が生まれる根本にあるのは、間違った思い込みです。
この間違った思い込みを、私は損と呼んでいます。
そして「虚無主義」と「退廃」も感情です。
感情としては「ぼーっとしてしまい眠い」とか「やる気が出ない、面倒くさい」という感情です。
そこには快・不快は感じられなく(というか、感じること自体が鈍化・麻痺するという感情の種類なので)少しわかりにくいです。
なので、一見リラックスしているように見えます。
しかし、リラックスしてる時は頭がスッキリしていて身体が軽い感覚なんですが、この感情がある時は、身体が重くて、頭はぼんやりとしています。
感情ですから、その根本には間違った思い込みがあるんです。
なので、これも損切り対象なのです!
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